テクノロジー業界有数の著名投資家らが、シリコンバレー最新のユニコーン(評価額10億ドル以上の未上場企業)への投資を上積みしている。鉱業スタートアップのコボルド・メタルズだ。同社は人工知能(AI)を使用して銅やリチウム、コバルトなどの金属を探査する企業で、米カリフォルニア州バークリーを拠点とする。共同創業者で最高経営責任者(CEO)のカート・ハウス氏によると、新たな資金調達ラウンドで約2億ドル(約283億円)を調達している。この資本注入での評価額は10億ドルを超えるとハウス氏は明らかにした。その一部は、同社が最近アフリカのザンビアで取得した銅鉱床の開発に充てる。この資金調達ラウンドは、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が立ち上げたブレークスルー・エナジー・ベンチャーズなどの既存の投資家の後押しを受けている。ブレークスルーは気候変動対策技術に投資するベンチャーキャピタル(VC)で、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏やアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏らも出資している。
シリコンバレー最新のユニコーンは「鉱業」会社
AIを駆使して銅やリチウムを採掘するコボルドが2億ドルを調達、ビル・ゲイツ氏らが支援
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