アクティビスト(物言う株主)のエリオット・インベストメント・マネジメントが米電力大手NRGエナジーに対する圧力を強めており、現在は最高経営責任者(CEO)の交代を模索している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。エリオットは、マウリシオ・グティエレスCEOをはじめとするNRG幹部らの後任候補と交渉中だという。エリオットは5月中旬にNRG株10億ドル(経済的持ち分は約13%)相当を取得したことを明らかにしていた。エリオットは5月の公開書簡で、NRGの取締役会刷新、コスト削減、ホームサービス部門「ビビント」の戦略的見直しの実施を目指していると表明。また、NRGによるビビント買収を「電力・公益業界の買収案件としては過去10年間で最悪のもの」と評した。
物言う株主エリオット、米NRGエナジーのCEO交代を模索
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