ロシアで不当に拘束されたと米政府が認定しているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者について、ロシアの裁判所は22日、少なくとも8月30日までの公判前勾留を命じた地裁判決に対する異議申し立てについて審理する。モスクワの地方裁判所が5月23日、連邦保安局(FSB)が要請していたゲルシコビッチ氏の公判前勾留延長を認めたことを受け、同氏の弁護団が異議を申し立てていた。ゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際にFSBにスパイ容疑で拘束された。WSJと米政府は容疑を強く否定している。当初の公判前勾留期間は5月29日までだった。それ以前に弁護団から出された、自宅軟禁に切り替えるか、同氏が行動を制限されることに同意するか、保釈を認めるかという要求は、4月に却下された。
ロシア拘束のWSJ記者勾留延長、22日に異議申し立て審
有料会員限定
あなたにおすすめ