「仕事のキャパが10倍になった」「圧倒的に悩む時間が減った」
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『売上最小化、利益最大化の法則』『時間最短化、成果最大化の法則』『チームX』『「悩まない人」の考え方』の強力4部作だ。なかでも「飛び抜けて面白い必読の一冊。心から「買い」!!」と絶賛されているのが、『「悩まない人」の考え方』。「ここ20年以上、まともに悩んだことがない」という著者が一生悩まない最強スキル30を初公開した。ゴールデンウィークを迎え、何かと悩みは多い時期。今回はライターの小川晶子氏に、読者に役立つ視点から鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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経験がないからこそ、成功できる?
「本をほとんど読んだことがないけれど、面白い本を書きたいんです」
と言う人がいたら、あなたはどう思うだろうか?
「普段本を読んでいない人が、面白い本を書けるわけがないじゃないか!」と思う人と、「先入観がないからこそ、面白い本が書けるかもしれない」と思う人がいるだろう。
SNS上でこういった論争が起きているのをたまに見かける。
その業界内である程度経験を積んでいる人からすると、「何も知らない人に荒らされては困る」という気持ちと、「自分は業界の常識にとらわれちゃっているのかもしれない」という気持ちとで落ち着かない感じがする。
実際、先入観は厄介だ。
「本とはこういうものだ」という思い込みがあると、そこから外れるものを受け入れにくくなってしまう。
常識の範囲でやろうとすれば、イノベーションは起こらない。
かといって、経験がないほうがうまくいくとも言えない。
経験、知識が武器になるのは確かだ。
一番いいのは、「経験があるけれど、先入観が入らない」ことである。
そんなことが可能なのだろうか。
凝り固まったベテランに
ならないためのマトリックス
ベストセラー『「悩まない人」の考え方』の中に、「経験のある/なし」と「先入観のある/なし」によって分けた4タイプの図表がある。

いちばん優秀なのが、経験があるけれど、先入観が入らない「エース人材」。
次に成果を上げやすいのが、経験がないので先入観が入らない「素直なルーキー」だ。
経験があるせいで、先入観が入っている「凝り固まったベテラン」は、「素直なルーキー」にかなわないという。
「エース人材」になる3つの方法
私たちは、経験が増えても「凝り固まったベテラン」になるのではなく、「エース人材」を目指したい。
本書ではそのための3つの方法を紹介している。
1.「他人の経験」をたくさん摂取する
先入観とは、経験や知識に基づき「自分なりの答え」を一度決めてしまい、そこで立ち止まっている状態にほかならない。
「答え」が更新されないのが問題なのである。
先入観を克服できる人は、「どんな答えも暫定解であり、修正の余地がある」と考える。
「自分のやり方がいちばん正しい」と考えず、常に「自分よりうまくいくやり方」を探し続けることが重要だ。
2.「常識」を真に受けない
どんな「常識」も「絶対に正しい」わけではなく、「現時点では支持している人が比較的多い」ということにすぎない。
常識はひとまず受け入れつつ、新たな情報があればそちらも見るというスタンスを取ることである。
3.「二流の情報」を入れない
明らかに思考が狭まりそうな情報を入れないということだ。
自分が新参者であるときほど、二流の常識に毒されないよう気をつける。
二流の常識は、一流になることを妨げる先入観として作用するからだ。
一流を目指すなら、最初から一流の情報に触れるべきなのである。
この3つを意識して情報に向かえば、先入観にとらわれず成長し続けることができる。
「素直なルーキー」に負けない、「エース人材」に近づくことができるだろう。
(本稿は『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』に関する書き下ろし記事です。)








