成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書の中から、「自然に痩せる」ためのさまざまなコツを紹介していきます。

【3か月で自然に痩せる】「痩せても老けてみえる」ダイエットの共通点photo:Adobe Stock

糖質ゼロにする「100対ゼロ思考」は失敗の可能性大

 私が本書で提唱する3勤1休ダイエットは、ダイエットモードONの3日間と、OFFの1日を続けていくものですが、ダイエットモードONの3日間でも、糖質をゼロにする必要はありません。「糖質×脂質の最凶の食品」だけをなるべく摂らないように心がける程度で、好きなものを食べて構いません。

 私が糖質ゼロ生活を推奨しない理由のひとつに、「老けて見える」可能性が高くなるということがあります。

 40代以降でダイエットに成功した方の中には、逆に老けて、不健康そうになる方がいます。太ることを恐れるあまり、糖質や脂質を極端に制限、栄養バランスが偏ることで、顔が浅黒くなったり、肌ツヤが悪くなったり、やつれて見えたりするのです。

 しかも、糖質ゼロを目指す生活は、結局のところ、痩せそうで痩せません。これまで、糖質まみれの生活を送っていた方が突然それをゼロにする。そういう100対0思考は、貫くのが困難です。なぜなら、0が1になった時点で失敗になってしまうからです。

 ダイエットの一番の目的は、健康的な体を手に入れることのはず。だから、完璧主義はやめて、無理をせずにいきましょう。

 *本記事は「3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」から、抜粋・編集して構成したものです。(著者/野上浩一郎 本記事監修/西井義典(医師))