PayPayは大改悪で「触る価値なし」、断言できてしまう理由を徹底解説Photo:Diamond

「100億円あげちゃうキャンペーン」で一世を風靡し、“お得なキャッシュレス決済”のイメージが浸透したPayPay。昨年末から立て続けに行われているサービス変更も話題だが、正直、私は「もはやPayPayを触る価値がない」と思う。その根拠を解説しよう。(行動するお金博士 山野祐介)

PayPayは大改悪続きで
触る価値がなくなった

 得をしたい。賢く生きたい。どうしたら損をせず、正しい選択肢を取ることができるのか。誰もが考えることだが、サービスが乱立する時代において、すべての選択肢を自分で調べ、理解するのは実質的に不可能だろう。

 このニーズを満たすため、多くのメディアで「お得」や「ポイ活」に関する記事が組まれるが、実は情報に踊らされて泥沼にハマり、損をしてしまう人も多いので注意が必要だ。

 その良い「教材」が、22年12月と23年5~6月に発表されたバーコード決済サービスPayPayのサービス内容変更だ。

 これを受けて「PayPayステップをうまく達成するためにはどうしたらいいか」「改悪後もPayPayをお得に使うにはどうしたらいいか」と聞かれることがある。またGoogleで「PayPayステップ」を検索すると、検索候補に「達成」「攻略」などのワードが出てくるので、同様に考えている方は多いのではないかと思うのだが……。

 正直言って、私は「もはやPayPayを触る価値がない」と思う。

 その根拠として、まずは12月の変更内容からおさらいしていこう。