海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「映画の「聖地巡礼」ができる海外旅行スポット大公開!ハリポタ、ハウル、007...」です。コロナ渦が明けて初めての海外旅行は名作映画のロケ地、舞台を巡る旅はいかがですか?世界には有名作品の実際のロケ地や、作り手がインスピレーションを得た町並みや風景がたくさんあります。映画の世界観にも浸ることができるスポットを紹介します。(文/『地球の歩き方 W29 世界の映画の舞台&ロケ地』編集担当 清水真理子 写真/iStock、PIXTA)
物語の舞台をメインにロケ地やモデルとなった場所を紹介
この図鑑では、1930年代から2020年代かけて公開された映画の中から、絶景が魅力の名作やその土地の歴史や文化に触れられる作品を掲載しています。作品ジャンルは、ヒューマンドラマ、ラブコメ、アクション、アドベンチャー、サスペンス、ミステリー、戦争、ドキュメンタリーなどさまざま。ロケ地巡りの走りとなった『ローマの休日』や、『ラ・ラ・ランド』のように、映画をきっかけに観光客が増えた場所、『ビッグ・フィッシュ』のように撮影セットが残る場所など、映画で見た数々の風景を体験できる場所を数多く紹介しています。
映画の物語に触れることで、その国についての知識を深めてもらいたいという気持ちから、軸はあくまで舞台となった場所。しかし、舞台とロケ地が異なるなんてことも、珍しいことではありません。例えば、『ジュラシック・パーク』の舞台はコスタリカの架空の島ですが、撮影が行われたのはハワイのオアフ島やカウアイ島。『カサブランカ』はそのタイトル通りモロッコのカサブランカが舞台ですが、撮影はアメリカで行われています。物語の舞台を旅しに行くのではなく、映画で見た風景を求めて旅をするのなら、どこがロケ地なのか事前に確認しておく必要があります。図鑑では、舞台とロケ地が異なる場合の注釈も入れています。