子育ての成否は「親が子どもの強みを見極め、伸ばせるか」で分かれます。将来の学歴・就職・収入…どの領域においても「強み」があれば成功できるからです。今回は、わが子の強み育てに欠かせない「気質」の具体的な診断方法と、気質別の「おすすめの習い事」「ほめポイント」を解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)
気質を見極めると
「強み」が育ちやすい
前回の記事で、子どもの強みを見つけて育てる「強み育て」の大切さと守るべき「たった一つのルール」をお伝えしました。詳細は『“自分の強み”を見つけられた子の親が守る「たった1つのルール」とは?』に譲りますが、強みに目を向けた子育てを実践することで、子どもは自分らしさを取り戻し、生き生きと輝き始めます。
この「強み育て」で大切なポイントが「気質」の見極めです。
気質というのは子どもの性格的な傾向のことです。「活発・おとなしい」「おおらか・神経質」「頑固・飽きっぽい」など、生まれつき備わっているものであり、基本的には一生変わりません。
多くの親は「強み育て」の方法として、子どもの優れた部分を伸ばしてくれる習い事を考えると思います。
たとえば、身体が大きくて力が強い子どもであれば、柔道、レスリング、バスケ、バレーなどの競技スポーツに参加させようと考えるでしょう。しかし、子どもの気質が「親切で優しい」場合、他者との真剣勝負を伴うスポーツを楽しめない可能性があるのです。
次ページでは、10の質問に答えるだけで簡単に気質の見極めができる【独自診断】を大公開。気質別の「おすすめの習い事」「ほめ方」についても徹底解説します。