早慶、関関同立、MARCH
上位は難関私立で占められる
22年のランキングでは、ファーストリテイリンググループは慶應義塾大学が2位から1位に、また前年は同人数で4位だった同志社大学と明治大学が、それぞれ2位と3位に浮上。ニトリは1位に関西学院大学（前年4位）、2位に立命館大学（同7位）、3位に法政大学（同5位）がそれぞれ浮上した。
両社ともランキング上位は、早慶（早稲田大学・慶應義塾大学）、関関同立（関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学）、MARCH（明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学）といった難関私立で占められているのが特徴的だ。
一方で、難関国立大学でランクインしたのは、ファーストリテイリンググループの東京大学、ニトリの北海道大学の2校だった。
ニトリは北海道が発祥の地でいまも本社が置かれており、北海道大学と研究支援で連携するなど関わりが深いことが影響しているとみられる。
2社とも小売りという業種柄、多くの働き手が必要となる。大企業で知名度も高いため、今後多少の順位変動があっても、難関私立を中心に人材が集まってくる傾向は変わらないだろう。
＊この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。立教大、青山学院大以外は大学院修了者を含む。東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。（調査／大学通信）
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