「ストリームフレーション」とでも呼ぶべきか。米国で動画配信サービスを広告なしで視聴する費用が約1年で25%近く上昇していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のまとめで分かった。大手各社はユーザーがその価格を受け入れるか、安価だがもうけの大きい広告付きプランに切り替えると踏んでいる。米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは先週、「ディズニープラス」と「フールー」の価格を引き上げた。値上げは昨年秋以来2度目だ。同業各社も「ピーコック」「マックス」「パラマウントプラス」「アップルTVプラス」について同様の発表をしている。相次ぐ値上げは、動画配信サービスの競争が新たな局面に入ったことを示している。大半の大手は成長を優先して数年にわたり低価格を維持してきたが、損失が膨れ上がり財務を圧迫している。
動画配信サービス、相次ぐ値上げもプランのうち
ディズニーやネトフリ、解約が増えないと踏んで収益性改善にかじ
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