米カジュアル衣料小売り大手ギャップの人気後退があまりに長く続いているため、Z世代は言うまでもなく、ミレニアル世代でさえ、このブランドがかつてクールだったことを覚えている人はほぼいないだろう。だが、楕円(だえん)形のサングラスやローライズジーンズが再び流行しているように、ギャップも新しいリーダーの下で返り咲くことができるかもしれない。もちろん、投資家が懐疑的になる理由はたくさんある。「ギャップ」のほか「オールドネイビー」「アスレタ」「バナナ・リパブリック」を傘下に持つ同社の株価は、21年前の水準を5.4%下回っている。S&P500種指数は同期間に5倍以上に上昇した。ギャップはこの間に4人の最高経営責任者(CEO)を交代させた(暫定CEOを除く)。いずれも経営不振の同社を立て直すという使命を担っていた。
ギャップ、バービーのように復活できるか
株価は21年前を下回っているが、マテル元幹部起用で好転の兆し
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