ドナルド・トランプ前米大統領は23日、自身は欠席した共和党大統領候補討論会に合わせ、X(旧ツイッター)上でインタビューを配信した。米政界で支配的な力を持つことにつながった自らのショーマンシップを改めて示した格好となる。インタビューは事前に収録されたもので、討論会が始まる5分前から配信が開始された。ミルウォーキーで壇上に立つ8人の共和党候補から注目を奪うタイミングを意図したものだった。トランプ氏はインタビューの冒頭で、フロリダ州のロン・デサンティス知事に触れた。また、自身が世論調査で大きくリードしていることから討論会を「パスする」ことに決めたと説明した。候補者の1人であるエーサ・ハッチンソン元アーカンソー州知事に関しては「弱くて哀れな」人物だと述べ、同じく候補のクリス・クリスティー前ニュージャージー州知事に関しても、「信頼したことはない」と発言した。