ロシアでは長年、ウラジーミル・プーチン大統領の敵対者が次々に死んできた。最新の例が、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏だ。同氏は搭乗していた航空機がモスクワ郊外で墜落し、23日に死亡したと伝えられている。かつてソ連の人々がよく口にした言葉を借りれば、「同志よ、これは偶然ではない」。ロシアの民間航空当局は、プリゴジン氏がこの航空機に乗っていたことを確認した。ソーシャルメディア上の各種情報によると、このエンブラエル社製ジェット機はミサイルで撃ち落とされたという。ジョー・バイデン米大統領は記者団に対し、「何が起きたのか事実は分からないが、私は驚いていない」と語り、「ロシアで起きることで、プーチン氏が背後にいないことはほとんどない」と付け加えた。
【社説】プリゴジン氏死亡と西側の幻想
プーチン氏の最も危険なライバルが死亡
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