老眼で視力が落ちてしまっても
画面が広いと楽だ
いわゆる老眼で視力が落ちているご同輩には、この画面の広さがとても重宝するはずだ。ブラウザはパソコンで使い慣れた表示で、それなりの文字サイズで利用可能だ。電子ブックもとても読みやすい。サイズ的には文庫本に近いが、電子ブックは文字サイズが柔軟に変えられるのがいいところ。カラーのビジネス書を見開きで表示しても結構読める。
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ゲームをプレイしたり写真を見たりしていても、画面の大きさはとても便利だ。特に重宝するのが動画だが、Pixel Foldは、画角が正方形に近いので上下に“黒帯”が出てしまい、表示エリアが少々もったいない。とはいえ、Netflixなどの動画配信サービスでは、黒帯の部分に字幕が出たりするので、スマホより相当見やすいことは間違いない。
スマホで画面が小さいと感じている人には、このタブレットサイズがとにかくオススメだ。スマホ+タブレットを持ち歩くことを考えると、荷物がかなり減る。また、イヤホンのペアリングなども1台でいいのが便利だ。
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外付けのキーボードと組み合わせれば
それなりに作業もできる
iPadユーザーの中には、キーボードを購入してパソコンのようなスタイルで利用している人も少なくない。タブレットは仕事などの作業にもスマホより使いやすいのだ。Pixel Foldも同様で、外付けのキーボードを組み合わせるとなかなか使いやすく、それなりに文字入力ができる。また、マウスも使えるのでパソコンの操作に慣れている方にもオススメだ。
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もちろん、パソコンの代わりになるほどの作業性の良さはないが、タブレット同様に文字入力や書類の編集ができる。キーボードはBluetooth接続の製品を選べばOKだ。
僕がPixel Foldを選んだのは、たたんだときの外側のディスプレーがそれなりに大きいからだ。通話や電車内でのメールチェックなど、外側のディスプレーを使う際に勝手が良い。逆に、外側のディスプレーがやや細長くても良ければ、Galaxy Z Fold5もオススメ。こちらは、Sペン(Galaxyシリーズの一部に対応するデジタルペン)が使えるメリットも見逃せない。
なお、Galaxy Z Flip5のようなタテ折りのモデルは、外観重視でファッショナブルに使うべきモデルだ。
いまや、従来型スマホの上位モデルは徐々に値上がりし、20万円程度が当たり前になった。折りたたみスマホは高価だが、価格はほぼ据え置きなので、これまで使っていなかったユーザーの視野に入ってくる価格帯になった。これを機に、本当に使い始める中高年層が増えても不思議ではないといえそうだ。
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