米商務長官の訪中、苦境の米企業に希望の光かPhoto:Pool/gettyimages

【上海】30日に終了したジーナ・レモンド米商務長官の中国訪問は、米中間の経済・商業対話が再開したことを意味し、中国で一段と敵対的な事業環境に直面していると訴える米企業にかすかな希望の光をもたらした。

 だが、レモンド氏が新たな対話の成果を今後数カ月で示していくと約束したとはいえ、米企業の代表らは、米中間の政治的緊張の高まりによる影響への強い懸念はまだ払拭されていないと述べた。

 企業が直面しているのは、米国の新たな輸出・投資制限とそれに対する中国からの報復だ。差別的な補助金や知的財産の窃盗といった中国の典型的な障害に、これらが加わる格好となっている。