「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

お金が欲しければ「宝くじを買う」より「夢を売りなさい」Photo: Adobe Stock

宝くじで儲かる確率は1.31%

 9月2日は「くじの日」です。「くじ」にもいろいろありますが、射幸心を満たす「宝くじ」は娯楽の一種です。ゲームセンターのゲームのように、お小遣いで楽しむ分には健全です。

 一方で、お小遣いの範囲を超えて「宝くじ」にのめり込むと、あっという間に「貧乏くじ」に早変わりします。なぜなら、儲かる可能性は1.31%しかないからです。還元率は46%前後ですが、平均値には意味がありません。大切なことは、自分自身が儲かる確率です。3000円もらえる6等賞以上が当たって初めて儲けがでるので、確率は1.31%にすぎないのです。

夢見ることにより、ヒトは幸せを感じる

 99%儲からないとわかっているのに、なぜお金を投じるのか?

 それは、当たるかもしれない「夢」を買っているからです。宝くじで取り扱っている商品は「当たりくじ」ではなく「夢」です。実現可能性が低いので、夢というよりは幻かもしれません。幻を売るだけで54%の利益率とは、すごいですよね。

 ヒトは、「夢」に崇高な価値を感じる唯一の生き物です。テーマパークやアニメなど、お客さんは夢見る対価としてお金を支払います。宝石もファッションも高級車も、それを身にまとう素敵な自分を夢見て購入します。モノを買う際にストーリーが重視される理由も、モノ消費からコト消費へとシフトする背景も、すべてここにあります。

 夢を買って、夢見ることにより、ヒトは幸せを感じます。私も時間が許す限り、コト消費を通じて夢を買って、思い出作りを続けています。

夢を買うより、夢を売って稼ぎましょう

 ですから、お金が欲しければ、宝くじに当たる夢を買っている場合ではありません。一刻も早く、夢を売る側に回らなければなりません。

 夢を売る方法は無尽蔵にあります。モノを売る場合でさえ、ストーリーを付加して夢をワンセットにすれば、間違いなく売れます。

 これは、私たち個人が副業する場合にもあてはまります。大企業の手が回らないニッチな夢に応えられるのは小回りが効く個人だけなので、むしろ個人の副業にこそ勝機があります。稼ぎ口二刀流を使えば一発です。

 そこで、宝くじにお金を使う前に、まずは夢を売って稼ぐ方法を学んでみてはいかがでしょうか。

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。