SNSで
既読無視されたら……?
SNSでのやり取りで
マコ ごめん。うっかり寝落ちしちゃって。(文句言われているみたいで、気分が悪いな)
→(あなたは)既読無視しないでよ
こんなふうに言ってみよう!
→(私は)返事がないから心配したよ
(私は)メッセージ読んだら返信をもらえるとうれしいんだけど
怒りの裏にある気持ちを「Iメッセージ」で伝える
現代人にとって、リアルよりも増えているのがSNSでのコミュニケーションです。それだけに自分のメッセージが既読無視、もしくは未読無視されてしまうと、とても気になりますよね。
怒りは、すべて「二次感情」と呼ばれるもので、「既読無視された」という怒りの奥には、本当の気持ち、つまり「一次感情」が隠れています。この場合は、モヤモヤした不安、返事がなくて悲しいというのが一次感情となります。
二次感情である怒りを収めるには、その奥にある一次感情に気づいて癒やしてあげることが大切です。「私は既読無視されてムカついている」ではなく、「私は既読無視されて、がっかりしているんだな」というイメージです。
自分の一次感情に気づいたら、それを相手に伝え、なにに対して怒りを感じているのかをわかってもらうことが大切。同じことを繰り返されないように、「がっかりした」「返信がもらえたらうれしい」などと伝えるほうが理解してもらえるでしょう。
このときに、「あなたが既読無視をしたから」というニュアンスで伝えると、文句を言われているようで相手も「うるさいな~」と反発する結果に。ここで覚えておきたいのは、「Iメッセージ」「YOUメッセージ」のテクニックです。
「YOUメッセージ」は、「あなたが~」と、相手を主語にする言い方です。YOUメッセージで話すと、相手を責めている、威圧や攻撃をしている印象が強くなります。
それに対して自分を主語にするのが「Iメッセージ」。Iメッセージは私が主語なので、自分の気持ちが伝わりやすくなります。この会話例なら「(私は)返事がないから心配したよ」「(私は)メッセージを読んだら返信をもらえるとうれしい」などです。
また、既読になったらすぐに返信がこないと気になってしかたないという人は、SNSに依存しているのかもしれません。勉強や部活などほかのことに打ち込んで、SNSから少し距離をおいてみると気にならなくなりますよ。