たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出し、京大模試で偏差値84.9を獲得した篠原氏が語る「勉強法」だ。

「超凡人が天才に勝つ勉強法」いきなり頭がよくなるコツPhoto: Adobe Stock

いきなり頭が良くなる「戦略的勉強法」

 本日は、凡人向けの勉強法について紹介します。

 勉強法について語る人で、「私は凡人です」と言っておきながら、実はものすごい頭がいい人がいます。ただ、私・篠原は本当に凡人で、勉強法の著者でありながら、たくさん試験にも落ちました。事実、大学入試は1回失敗して、浪人しています。

 そんな私でもうまくいった勉強法を紹介します。

「単語カード」はやっぱり強い

「単語カード」というと、昭和の受験戦争の遺物のような印象があるかもしれません。

 しかし、単語カードほどすぐれた学習ツールは、いまだに無いのではないでしょうか。単語カードは、科挙(1000年以上前の中国の国家公務員試験)の時代から使われているツールです。

 拙著『逆転合格90日プログラム』では、こういった暗記ツールを受験生向けに「ブレットリスト」として生まれ変わらせて紹介しています(下図参照)。

「超凡人が天才に勝つ勉強法」いきなり頭がよくなるコツ出典:『逆転合格90日プログラム』

 要するに「暗記」をしっかりとできれば、どんな凡人でも点数を獲ることが可能です。

 暗記のコツとしては、「1語」に対して、「1つの要素」にとどめることが重要です。例えば、「integral」という英単語は、「不可欠の」という意味と同時に「積分」という意味もあります。

 2つの意味を同時に覚えることは、まず不可能です。こういった点に配慮している教材として、『ターゲット1900』は要素をコンパクトにまとめてくれているので、おススメの単語帳にすることが多いです。

 続いて、効率的な暗記法をご紹介します。