たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が考える「英語長文対策」だ。

英語長文をスラスラ読むための最強勉強法とは?Photo: Adobe Stock

英語長文をスラスラ読む方法

 本日は、英語長文の対策についてお話しします。

 大学受験における英語長文対策は、「どの大学の、どの学部の英語長文をスラスラと読めるようになりたいか?」を明確にすることから始まります。

 例えば東京大学では、日常的に使われる英単語が出ます。2008年度の大問5では、「swallow」という単語が出ました。

「swallow」には「ツバメ(野球チームに東京ヤクルトスワローズがありますね)」や「飲み込む」の他にも、「(話を)鵜呑みにする」という意味があります。

 受験勉強をがんばってもなかなか出合わない意味といえますが、東京大学では出題されました。他にも例をあげます。

・京都大学なら「思想哲学系の英単語」(形而上学「metaphysics」など)が出ます。
・医学部医学科なら「医療系の英単語」(腎臓「kidney」など)が出ます。
・法学部なら「法律系の英単語」(原告「plaintiff」、被告「defendant」など)が出ます。

 語彙力がある程度高まってきたら、過去問演習等を通して、志望大学の学部の傾向と対策を探り、勉強していきましょう。