たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出し、京大模試で偏差値84.9を獲得した篠原氏が語る「勉強法」だ。

【受験生の親、必読】「自宅浪人は落ちる?」3つの罠に要注意!Photo: Adobe Stock

自宅浪人の危険性とは?

 本日は「宅浪は失敗しやすい」という事実を深堀りします。

 今、宅浪している方は「こういった落とし穴にはまっていないか?」確認してください。そして、これから宅浪を検討している方は「こういう罠があるんだな」と分かった上で、勉強をスタートさせてください。

①精神的な罠

 まず、宅浪の精神的プレッシャーは計り知れません。「勉強しないといけない!」というプレッシャーと、このプレッシャーを誰にも相談できないという孤独感は、時を追うごとに精神をむしばんでいきます。

 最悪なケースとして、このまま勉強や受験を辞めてしまうことにもつながりかねません。解決策として、

・まず、外に出る(外の喫茶店や自習室、図書館で勉強する)
・運動する(1日1分でいいから、筋トレしたり走ったりする)
・家族以外と話す機会を設ける(週3時間でもいいのでアルバイトをする)

 こうした方法があります。「セロトニン」や「アドレナリン」といったホルモンを分泌することで、精神を健全に保つことができます。

②技術的な罠

 気持ちは晴れやかであったとしても、「どの教材をやればいいのか分からない」「この問題集の解説が分からないけど、質問できる人がいない」といった勉強の技術的な問題があります。

 正直、現代社会では情報が多すぎて、どの情報をどのように信用していいのか、悩むのではないでしょうか?

 勉強法Aを推奨している人もいれば、教材Bを推奨している人もいる……。

 こういった状況で、「結局、誰を信用したらいいの?」となり、全部を中途半端にしてしまうことが、最悪なケースです。また、質問できる人がいないと、「自分の答案の添削をして欲しい」「この暗記事項は覚えないと受からないのか?」といったことは分かりません。

 解決策として、「信用できる先生を1人は最低見つける。多少お金がかかっても、誰かは頼る」をおすすめします。

③環境的な罠

 宅浪は誘惑がたくさんあります。ゲーム、マンガ、サブスク……鋼の意思で勉強を始めても、すぐに低きに流れるのが人間です。

 解決策として、拙著『逆転合格90日プログラム』では、

・マンガやゲームは段ボールにいれてしまいこみ、週1日だけ出すことができる
・スマホは親に預ける

 こうした方法を推奨しています。