米個人消費の鈍化に賭けるな米商務省が14日発表した8月の小売売上高は前月比0.6%増となった
PHOTO: GABRIELA BHASKAR FOR THE WALL STREET JOURNAL

 米国人は「明日はない」かのようにお金を使っているわけではないかもしれないが、「明日は大丈夫」だと思ってお金を使っているのは確かだ。

 米商務省が14日発表した8月の小売売上高は前月比0.6%増だった。7月と6月の数値が下方修正されたことを差し引いても、これは堅調な伸びと言える。確かにこれは、ガソリン価格の上昇によるところが大きい(ガソリンスタンドの売上高は5.2%の大幅増)が、それ以外の項目の売上高もおおむね増加した。