原子力産業の復活が壁にぶつかっている。今後数十年に必要とされる原子炉の燃料、ウランの価格が高騰しているのだ。米国やアジア、欧州で新しい原子炉が送電網に組み込まれ、すでに存在する発電所の運転期間は延長されている。日本では、2011年の福島原発事故後に停止した発電所の再稼働が進んでいる。また、米ゼネラル・エレクトリック(GE)や英ロールス・ロイスなどの企業が参加する小型モジュール炉(SMR)開発プロジェクトは商業化の実現に向けて動き出している。
原発復活に壁 ウランに供給リスク
価格高騰、ロシア産ウランへの制裁も懸念
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