米国の敵対勢力は常に、優位に立つための手だてを探し求めている。軍事攻撃の事前警告や機密扱いの意思決定を知るための手がかり、金融市場にパニックをまき散らす手段といったものだ。彼らはこれら三つ全てを同じ場所で見つけたかもしれない。その場所とは予測市場だ。イスラエル当局は今月、主要予測市場「ポリマーケット」で機密情報を利用して賭けを行ったことに関連した罪で、予備役兵1人と民間人1人を起訴した。容疑者たちは、2025年6月のイスラエルによるイラン攻撃を事前に知っていたとされ、あるアカウントを使って15万ドル(約2340万円)超のもうけを得ていた。ある匿名のトレーダーは今年1月、ベネズエラの独裁者ニコラス・マドゥロ大統領を米国が襲撃して拘束する何時間か前に、マドゥロ氏の排除に賭けたことで、約3万4000ドルを40万ドル超に変えた。