米アリゾナ州メサにあるドラッグストア「CVS」の店長、マイケル・ジェイコブスさん(49)は、男が店内で万引していると思い、その男を呼び止め、警察に通報した。しばらくすると警察が到着した。ジェイコブスさんが告訴しないと話したため、男は身柄を解放された。警察によると、男はその後、自宅に戻って銃を持ち出し、店に戻ってジェイコブズさんを射殺した。小売業界では万引被害が深刻化している。各社はさまざまな対策を講じており、施錠された陳列ケース内に置く商品を増やしたり、非番の警察官を雇ったり、被害の大きい店舗を閉鎖したりしている。万引の大半は暴力的なものではないが、組織化された窃盗団や暴力事件が増加し、従業員の安全を守りながら窃盗を防ぐ取り組みを複雑にしていると、一部の小売企業は報告している。
米国で万引が凶暴化、店員殺害事件も
ドラッグストア「CVS」店長の射殺事件は、小売店で急増する万引犯に店員が立ち向かった場合の最悪のリスクを浮き彫りにした
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