米バイデン政権は18日、イランで拘束されていた米国人7人の解放を盛大に祝った。7人のうち5人は収監されていた。われわれはみな、彼らの解放を喜んでいる。しかし、米国の政策立案者にもっと熱心な取り組みを期待する課題は、ならず者国家が次の人質を取るのをいかにして防ぐかという点だ。アントニー・ブリンケン米国務長官は「現政権の下でわれわれはこれまでに、世界各地で不当に拘束されていた30人の米国人を帰国させてきた。こうした取り組みは今後も続く」と語った。ブリンケン氏はさらに「それと並行して、人質を取る国々に対し、そうした行動を一層困難にし、代償をもっと大きくする諸対策を講じるため、日々努力を続けるつもりだ。そして同様の対策を他の諸国と協力して進めようとするわれわれの取り組みを、ここニューヨークの国連(総会)の場で、人々はこれから数日の間に、目にすることになるだろう」と述べた。
【社説】米国民が人質になるのを防ぐ手段は
イランに60億ドルを渡したバイデン政権、今後の身代金支払いはどう回避するのか
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