米電気自動車(EV)大手テスラがイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に個人的利得を提供したとされる疑惑を巡り、連邦検察当局は2017年にさかのぼって捜査している。複数の関係者によれば、ニューヨーク州の連邦地検は、マスク氏と関連のある他の複数企業とテスラとの取引についての情報も求めている。この新情報を踏まえると、連邦当局の捜査範囲は以前考えられていたより広く、刑事責任の追及をにらんでいるようだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、テスラ社内でマスク氏の私邸とされる建設プロジェクトがひそかに進められており、会社資金を充てているという疑惑を巡り司法省が捜査に乗り出したと報じていた。
マスク氏への利得供与疑惑、17年にさかのぼり捜査 米検察
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