ホワイトハウスは20日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)がロシアで収監されている問題を巡り、米政府は解放を目指して「非常に活発」に協議を進めているが、交渉は難航する可能性があると警鐘を鳴らした。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官はMSNBCとのインタビューで「エバンが収監されて以来、われわれは1日も休むことなく、この件に尽力してきた」と述べた。2020年にスパイ罪で禁錮16年の判決を言い渡され、ロシアで服役中の米ビジネスマン、ポール・ウィーラン氏の解放にも取り組んでいると付け加えた。米国籍のゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアを取材で訪れていた際に連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された。同氏はロシア外務省から記者として働く許可を得ていた。本人、WSJ、米政府はいずれもスパイ容疑を断固として否定している。
WSJ記者解放、難航も=ホワイトハウス
有料会員限定
あなたにおすすめ