米連邦準備制度理事会(FRB)の金利見通しは高過ぎるのではないだろうか。FRBの金融政策立案者は20日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを据え置くことを決めたが、それは意外ではなかった。意外だったのは、FRBが予想した来年の利下げ幅が、かなり小さかったことだ。今回修正された見通しによると、FRBの大方の金融政策担当者は依然として、2023年末までに追加利上げが必要だと考えている。ただしそれは、以前ほどの確信を持った予想ではない。6月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRB当局者の一部は0.25ポイント以上の追加利上げを予想していた。しかし、現在そうした見方を示す当局者はいない。19人の当局者のうち7人が、追加利上げはないとの見方を示している。
FRBの金利見通し、真に受けるな
年内あと1回の利上げ予想、実現するとは限らず
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