米アマゾン・ドット・コムは、ハードウエア事業から撤退しつつあるとはとても言えない状況にある。実際のところ、音声アシスタント「アレクサ」への肩入れは少しばかり強まっているようにさえ見える。アマゾンは20日、毎年秋恒例のデバイス発表イベントを開いた。この10カ月ほど前にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、コストを削減すべき分野を探している同社の上層部がハードウエア事業に厳しい目を向けていると報じていた。その後に実施された合計2万6000人規模のレイオフは、ハードウエア部門に厳しいものだった。同部門は、電子書籍リーダー「キンドル」やスマートスピーカー「エコー」のような成功例から家庭のセキュリティー用ドローンや子供向けテレビ電話、1600ドル(約23万7000円)の家庭用ロボットといった、より疑問の余地がある新分野まで、幅広い製品群を抱えている。
アマゾン、ハードウエアにAI導入進める
「アレクサ」に生成AI搭載も真の戦場はクラウドのAWS
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