20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
今回はMARCH3校の法学部の特徴についてそれぞれ紹介する。
中央大学・法学部
法律、政治、国際企業関係法の3つの学科がある。法律学科には法曹、公共法務、企業の3コース。2020年度より法曹コースの中に一貫教育プログラムを開設。大学院と連携し、学部を3年で卒業して院への進学をめざす。
一貫教育プログラム修了者は「5年一貫型選抜」に合格すれば、法科大学院既修者コースへの進学が可能。政治学科には公共政策、地域創造、国際政治、メディア政治の4コースを設置し、どのコースへ進むかは2年次に選択する。「国企は英語が3年まであるのできつい。
政治学科は楽。法律学科はその間くらい」(法学部生)とか。「法科の中央」という名にふさわしく、新司法試験の法科大学院別合格者では上位グループの常連。ゼミのテーマは250以上もあり、学科に関係なく所属できる。
看板学部という意識は本人たちも十分に持っていて、とてもプライドが高い。出席は取らず、テスト重視という楽勝な講義が多いので、司法試験をめざす気のない学生は、4年間遊んで暮らすことも可能だ。