20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
今回は私立のなかでもトップクラスに位置付けられる2校の法学部の特徴についてそれぞれ紹介する。
明治大学・法学部
法律学科のみ。もともと明大が明治法律学校としてスタートしたことから、いちおう「伝統の法」と呼ばれているが、「勉強が大変なので『地獄の法』とも呼ばれている」とか。他の学部生からは一目置かれているものの、単位を落とすのは日常茶飯事で、気の毒がられている。
「でも、それだけの価値はある。就職率もいい」という人も。1年次からゼミは必修。1年次の10月に法曹、公共法務、ビジネスロー、国際関係法、法と情報の5コース選択をし、2年次から各コースに分かれて専門的に学ぶ。学生の勉強意欲や目的なども汲みつつ、定員には融通を利かせているようで、ほぼ希望通りに入れる。
3年次に法曹コース以外のコースへの変更も可能。早稲田を落ちてきた、まじめタイプが主流。法学部生の3~4割が、国家公務員試験、法科大学院進学などをめざす。