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【精神科医が教える】素直さこそ「最強の武器」になる…ただ1つだけ間違えてはいけないことPhoto: Adobe Stock

他人の指摘に反発する人

素直は強力な武器になります。他人の指摘やアドバイスの通りに行動するというのは、人によっては潜在的なプライドが邪魔して、なかなかできないことなんです。

「私はこれでうまくやってきた」「オレはこうするんだ」と、他人に口出しされることにを潜在的に嫌い、反発心を抱く人がいるんですね。

一方で、素直な人というのは、自分に対する指摘やアドバイスを受け入れる間口が広いです。他人の意見に反発するのではなく、鷹揚に受け入れる度量があるともいえます。

素直さは柔軟性のあらわれ

他人の客観的な意見を積極的に受け入れ、検討材料にする。しかし、ただ言いなりになるのではなく、最終的には自分が納得して他人の意見を採用し、活かすわけです。

こうした素直な振る舞いは、ある意味、達観した人間だからできること。他人の意見を柔軟に受け入れられるというのは、自分の考え方ややり方を柔軟に変えられることにも通じます。

ただし、素直になるうえで注意点があります。自分の価値観まで覆してはならないということです。

ポリシーは振らさない

価値観というのは、自分にとって善いこと・悪いこと、好ましいこと・好ましくないこと、大事なこと・大事でないこと。これらを判断するときの根底となるものの見方です。

アナタ自身が今まで信じてきたこと、言い換えればポリシーは、他人の意見によってコロコロ変えるべきではありません。

自分軸で納得して採用する

ポリシーまで揺れ動いてしまうと、自分の意思がない状態になりかねません。常に自分の判断軸は持ちつつ、他人の意見を受け入れ、納得して採用することが大事なんです。

人に意見は素直に受け入れるけれど、ポリシーは振らさない。常に自分軸を持ち合わせるようにしてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。