誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
最高の生き方とは?
最高の生き方は、「その日暮らし」なんです。
アテクシのいうその日暮らしというのは、「宵越しの銭は持たない」みたいなことではありません。
朝起きて、やりたいことをやって、寝る。いつの間にか1日が終わるというのが、最高の生き方だと思うんです。
最高の生き方のポイント
こういうと、「そんなこと無理だ」と思われるかもしれません。しかし、実はそんなことはないんです。その日暮らしで生きるのは、十分に可能なのです。
どんな大きな物事であっても、細かく分けていく。そして、その日にやらなければいけないことに落とし込んで、スケジュール表をしっかり書くわけです。
そうすれば、朝起きて、その日にやることを見渡して、順番に実行して終える。すると「今日はもう何もやらなくていいぞ」という気分で、思う存分のんべんだらりと過ごして寝る。
先のことを考えない生き方
そういう意味でのその日暮らしを送ることは、やろうと思えば可能なんです。そのために必要なことは、その日暮らしと逆説的な徹底したスケジューリングです。
やらなければいけないことが生じたら、それを細かく分けて、スケジューリングする。要は、朝起きたら「今日やるべきこと」をチェックできる体制にしておくということです。
それをやって寝るという生活になるので、先のことを考えなくても済むわけです。
不安の原因を“見える化”する
先のこと考えてモヤモヤするというのは、先々を漠然ととらえているからです。
不安の種を細かく分けて日々スケジューリングしていけば、不安はなくなります。
そして、その日にやることを成し遂げていくだけです。物事をその日その日で考えて動くことが可能になるわけですね。
その日のことだけ考える
最高の生き方はその日暮らし、つまり、その日のことだけを考えて生きることがいちばんなんです。
先のこと考えると不安になるし、漠然と考えてもしょうがないのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。