誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】最高の生き方のたった1つのポイントPhoto: Adobe Stock

最高の生き方とは?

最高の生き方は、「その日暮らし」なんです。

アテクシのいうその日暮らしというのは、「宵越しの銭は持たない」みたいなことではありません。

朝起きて、やりたいことをやって、寝る。いつの間にか1日が終わるというのが、最高の生き方だと思うんです。

最高の生き方のポイント

こういうと、「そんなこと無理だ」と思われるかもしれません。しかし、実はそんなことはないんです。その日暮らしで生きるのは、十分に可能なのです。

どんな大きな物事であっても、細かく分けていく。そして、その日にやらなければいけないことに落とし込んで、スケジュール表をしっかり書くわけです。

そうすれば、朝起きて、その日にやることを見渡して、順番に実行して終える。すると「今日はもう何もやらなくていいぞ」という気分で、思う存分のんべんだらりと過ごして寝る。

先のことを考えない生き方 

そういう意味でのその日暮らしを送ることは、やろうと思えば可能なんです。そのために必要なことは、その日暮らしと逆説的な徹底したスケジューリングです。

やらなければいけないことが生じたら、それを細かく分けて、スケジューリングする。要は、朝起きたら「今日やるべきこと」をチェックできる体制にしておくということです。

それをやって寝るという生活になるので、先のことを考えなくても済むわけです。

不安の原因を“見える化”する

先のこと考えてモヤモヤするというのは、先々を漠然ととらえているからです。

不安の種を細かく分けて日々スケジューリングしていけば、不安はなくなります。

そして、その日にやることを成し遂げていくだけです。物事をその日その日で考えて動くことが可能になるわけですね。

その日のことだけ考える

最高の生き方はその日暮らし、つまり、その日のことだけを考えて生きることがいちばんなんです。

先のこと考えると不安になるし、漠然と考えてもしょうがないのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。