TBS系『金スマ ~中居正広の金曜日のスマイルたちへ~』で「番組史上最も楽して痩せる食事術」として紹介され、爆発的な反響をみせた『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)。美味しいものをお腹いっぱい食べて、なんならお酒も飲めるのに、運動なしでも痩せられるという驚きの食事術。この食事術を、やはり運動なしで半年間実践して10kg痩せた経験があり、現在70代にして20代の頃の体重をキープしている著者・江部康二医師が、もう2度と太らない医学的に正しいダイエット法を伝授! ひもじくなるようなカロリー制限は一切ナシ。お腹いっぱい食べていいし、筋トレもジョギングもしなくていい。その体脂肪、運動ナシで落とす方法を教えましょう!
※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【医師が教える】本当に怖い科学的根拠…「心血管死」「総死亡リスク」が高まる食事とは?Photo: Adobe Stock

摂取量が多くなるほど
リスクが上がる栄養素

糖質の摂取量が多くなるほど(心臓病などによる)心血管死、そして総死亡リスクが上がる」(日本人を対象とした基礎調査~1980年「NIPPON DATA 80」)

30歳以上の日本人9200人(女性5160人、男性4040人)を1980年から2009年までの29年間追跡調査した結果、糖質の摂取量が多くなるほど(心臓病などによる)心血管死、総死亡リスクが上がることがわかりました。

●糖質をもっとも多く摂っている第1分位のグループ
(総摂取カロリーの72.7%)
●糖質をもっとも少なく摂っている第10分位のグループ
(総摂取カロリーの51.5%)

第1位~第10位まで10グループに分けて比べています。

糖質制限をすると
どれほどリスクが低下するか?

その結果、糖質摂取がもっとも多いグループに対して、糖質摂取がもっとも少ないグループでは、心血管死リスクが74%、総死亡率リスクが84%へ低下しました(男女合わせたデータ)。

とくに女性は心血管死リスクが59%、総死亡率リスクが79%へ低下しました。

みなさんも糖質の過剰摂取にはくれぐれもご注意ください。

※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。