僕たちの人生は、僕たち自身で形づくらなければならない。自分の人生を自分でデザインするということだ。デザイン(design)の語源は、デ(de:削る)・ザイン(sign:形作る)である。これはラテン語で「ノイズを削り落とし、本質を磨き上げること」を意味する。
もし、あなたも世界に価値を産み出したいなら、価値(バリュー)をお金に換える「バリューtoマネーの世界」で生きていきたいなら、何よりもまずは“好き”を追求しよう。それでも、やりたいことがみつからないなら、やるべきことをやろう。
「やるべきこと」とは、「貢献につながること」だ。自分の才能がわからないなら、わずかなことでいいから、人の役に立つことを手がけよう。それが仕事でなくてもいい。最初はお金が入らなくても良い。貢献は信用をうみ、それがいずれ未来の自立と社会的評価につながるだろう。その積み上げの果てに、使命を授かるときが来る。
難しいことは言わない。ただ目の前の仕事を、愚直に丁寧にこなし続けることだ。そのプロセスの果てに、いつか自分の使命(ミッション)とはこれだ、と気づくときが必ずくる。もしかしたらそのミッションは、明確に言葉にできないものかもしれない。定義や形があやふやかもしれない。しかしその微妙なニュアンスを含め、それがミッションだと感知することはできるものだ。
(次回は3月14日更新予定です。)
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