米動画配信大手ネットフリックスは18日、7-9月期(第3四半期)決算を発表した。パスワードの共有を制限する措置が奏功し、会員数が予想以上に増加したほか、米国、英国、フランスでの値上げ計画も明らかにした。7-9月期の売上高は前年同期比8%増の85億4000万ドルで、会社予想の85億2000万ドルとほぼ一致した。純利益は20%増の16億8000万ドルで会社予想を上回った。営業利益率は22.4%で、若干ながら会社予想を上回った。会員数は各地域で伸び、有料会員純増数は880万人(前年同期は240万人)だった。同社は値上げを即時実施する構えで、米国では新規会員への提供を終了したベーシックプランを9.99ドル(約1500円)から11.99ドルに、プレミアムプランを19.99ドルから22.99ドルに値上げする。英国とフランスでも一部料金を引き上げる。