仮装じゃない楽しみ方とは?繁華街に繰り出したい男性たち

 さらにハロウィンの楽しみ方として具体的な予定を確認したところ、「限定商品を買う(40%)」が最も多く、「自宅の飾りつけ(28%)」「お菓子を配る・もらう(26%)」が続く結果となりました。

 男女別に見るとそれぞれの楽しみ方の違いも浮き彫りになり、「限定商品を買う」を筆頭に上位項目は女性の方が高いものの、「繁華街に繰り出す」といった項目は男性の方が高くなっていました。

 イベントへの参加意向の高かった10代(15~19歳)、20代若年層を抜き出してみたところ、女性10代では「お菓子を配る・もらう」「ハロウィンイベント開催中のテーマパークに行く」「記念撮影」「SNSへ投稿」が高くなっていました。こうした結果を眺めると「ハロウィンイベント開催中に仲のいい友人と前もって準備したコスプレをしてテーマパークへ行き、記念撮影をして、SNSで投稿する」といった10代女性ならではの楽しみ方が浮かんできます。女性20代では「限定商品を買う」が高いものの、女性10代ほどの盛り上がりはなさそうです。

 一方、男性はどうでしょうか。男性10代では、女性10代同様に「お菓子を配る・もらう」が目立ちます。最近の女子高校生を中心とした若者のはやりとして、クリスマスやバレンタインに友人同士でプレゼントを贈り合うというものがありますが、ハロウィンもそうした風潮に乗っているように映ります。

 また、男性の10代、20代共に、女性とは違って「繁華街に繰り出す」や「居住都道府県外に移動」の項目が高くなっていました。ハロウィンというイベントを理由に、街に友人たちと繰り出してワイワイ……といった風景が浮かんできます。ちなみにこの「繁華街に繰り出す」という項目をコロナ禍だった21年のデータと比較すると、今年は男性10代、20代、女性10代で大きく増加していることがわかりました。