なぜ限定商品を買いたいのか、男性がハロウィンにかける意外な予算感
ハロウィンの楽しみ方として最も多かった「限定商品の購入」について理由を尋ねてみました。
理由の中から興味深いものを3つ選んで詳しく分析したところ、幅広い年代が「ハロウィン気分が盛り上がるから」と回答していました。中でも女性10代は突出しており、ハロウィンならではの「限定商品」を手に入れることでイベントをより気分を高めて楽しみたいと考えているようです。
また、「写真がSNS映えするから」も男女共に若年層のスコアが高く、手に入れた限定商品を写真に収めて、インスタなどのSNSにアップして友人と楽しんでいる様子が浮かびます。そして、中・高齢層が「限定商品」を購入する理由に多く見られたのは「子どもや孫が喜ぶから」となっていました。ハロウィンというイベントを通じて、限定商品をプレゼントすることが子どもや孫との楽しいコミュニケーションの機会になっているのではないでしょうか。
では、最後にハロウィンにかける予算感についても見てみましょう。
今年のハロウィンで使うお金の予算感は全体で5620円となっていました。コロナ前(2019年)の5980円には及ばないものの2021年(4021円)と比較すると、1599円増額(1.4倍)です。性別を見ると、男性は6632円、女性は5069円となっており、男性の方が1563円、多くなっています。また、どちらも2021年よりも大きく増えていました。
さまざまな商品・サービスが値上がりして世は節約モードと言われていますが、第8波の収束後(23年の年明け後)から旅行やイベントなどの人出や支出は回復に向かっています。今年のハロウィンもこれまでよりも大きめのお財布を準備して限定品の購入やコスプレ、さらにはハロウィンイベントなどを楽しむものになりそうです。
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2023/20231019.html
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79歳の男女
標本抽出方法:インテージ「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=5000 国勢調査に基づき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期:2023年9月29日(金)~10月4日(水)
株式会社インテージは1960年に創業。世界9カ国に拠点を持ちマーケティングリサーチインサイト事業でアジアNo.1*のインテージグループを牽引し、国内外の企業・団体のマーケティング活動をトータルサポートしています。「生活者理解の深化」と「データ活用の高度化」により顧客ビジネスの未来創造を支え、「Create Consumercentric Values~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」という事業ビジョンの実現を目指しています。
*「 ESOMAR's Global Top 50 Insights Companies 2023」に基づくグループ連結売上高ベース