Eクラスとして6代目、ルーツを含めると11代目となるメルセデスの新型主力モデルは、伸びやかサイズのエンジン車。パワーユニットはマイルドHVとPHEVの2種。快適性と先進性が魅力ポイントだ。
ついにエンジン車もここまできたか!
MBUXスーパースクリーン搭載
新型のキャビンに乗り込むと、ダッシュボードの端から端まで液晶ディスプレイで埋め尽くされたその光景に圧倒された。これはMBUXスーパースクリーンと呼ばれる装備で、すでにEQSやEQEにも設定されている。電気自動車(BEV)ではないエンジン車に搭載されるのは、新型Eクラスが初めて。きっと誰もが“ついにエンジン車もここまできたか!”という感慨を抱くことだろう。
運転支援システムの充実ぶりも新型Eクラスの大きな特徴である。ナビゲーションシステムで目的地をセットし、ディストロニックを作動させると、車線のトレースをサポートしてくれたり前車との車間距離を一定に保ってくれるだけでなく、速度制限に合わせてアダプティブクルーズコントロールの車速を設定し直し、カーブが近づくと自動的に速度を抑制する機能が作動する。