2位は総合商社の伊藤忠商事
3位と5位に大手製薬もランクイン

 2位は、総合商社の伊藤忠商事で、平均年収は1730.1万円だ。従業員数は4112人、平均年齢は42.4歳。前期(22年3月期)の平均値は1579.8万円だったので、150.3万円もアップした。総合商社がなぜこれほど高年収なのかについては、『平均年収1500万円超の総合商社「セレブ待遇」のリアル、三菱商事・伊藤忠・三井物産…』を参考にしてほしい。

 3位は、武田薬品工業で、平均年収は1097.2万円。従業員数は5486人、平均年齢は42.8歳だった。

 4位は不動産会社のプレサンスコーポレーションで、平均年収は965.3万円。従業員数は355人で、平均年齢は30.9歳と非常に若い。同社は、ワンルームマンション(主に単身者向け賃貸に使われる投資型マンション)や、ファミリーマンション(家族での使用を想定したマンション)の企画開発と販売を行う。

 5位は小野薬品工業で、平均年収は962.8万円だった。同社は、創業300年を誇る老舗製薬会社で、従業員数は3381人、平均年齢は43.5歳だった。

 これら5社を含め、平均年収が800万円を超えたのは39社だった。

 その内訳を見てみると、卸売業が8社、建設が7社、医薬品と電気機器がそれぞれ5社だった。なお、800万円台は24社、900万円台は12社、1000万円以上は3社である。

(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)