今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

本当の自分を発見するシンプルな方法Photo: Adobe Stock

ふせんを貼ると、自分の魅力が見えてくる

「やりたいこと」を探し求めることを、俗に「自分探し」といいます。「自分探しの旅」に出る人も大勢います。

 でも、どんなに旅を続けても、なかなか自分を見つけることはできません。なぜなら本当の自分は、潜在意識の内側に隠れているからです。それゆえ、潜在意識下の思考や記憶を見える化したふせんが、一番の近道となります。

 次のステップでは、ふせんをノートに貼ります。ノートには、ふせんの上で言語化された価値観や関心事など「自分の考え」が並びます。書けば書くほど、自分の想いが蓄積される。ノート全体が自分を映し出すということ。自分のマインドセット(人格)の1%にも満たないかもしれませんが、まぎれもなく自分の分身です。

 ノートが埋まって、2冊、3冊と増えていけば、それらが全体として少しずつ、自分の人格に近づいていく。ネガティブ思考はふせんに書いても捨てるので、ノートは自分の魅力で埋め尽くされます。自分でも気づかない意外な側面がデッサンされるからこそ、それらを活かす「やりたいこと」が見つかりやすくなるのです。

 思考とは、図9-1のような脳による情報処理の総称です。その思考の結果が、図9-2のような言葉にされた成果物(アウトプット)です。ザッと眺めてイメージをつかみましょう。

本当の自分を発見するシンプルな方法

 思考の成果物と現実との間にギャップが生じた瞬間に、喜び・笑い・怒り・悲しみ・驚きなどの感情が生まれます。その感情から新たな価値観や関心事が生まれることもあります。

 これらがトータルで自分の人格を描写します。ですから、自分探しの旅を始めるまでもありません。ひたすらふせんに書いて、貼ってください。ふせんを貼り続けて、ふせんが蓄積されればされるほど、自分の理想的な人格が地層のように積み重ねられていきます。

「やりたいこと」は蓄積されたふせんから自然とにじみ出てくるもの。慌てることはありません。
まずは自分の「考え」を言葉にしながら、ふせんを貼っていきましょう。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋し、構成したものです)