相手を怒らせてしまう理由とは

 その理由とは相手は思っていることを言って欲しいわけではない場合があるということです。

 今回の場合でいうと、相手は髪型が変かどうかを判断してもらいたいのと同じくらい、どうして変だと思うのか、聞いてほしいのです。

 ですから、少し回りくどいかもしれませんが、

相手「ねぇ。今日の髪型変じゃない?」
自分「いや、普通だと思うけど、どうしてそう思うの?」

と聞くことで、相手はこの人はちゃんと自分の話を聞いてくれると安心することができます。

 これは他のことでも同じです。たとえば皆さんが転職を考えていたとして、知人に「転職しようか悩んでて」と言ったときに、「すればいいじゃん」と言われたらどう思うでしょうか。相手は本当に転職をすればいいと思ってくれていたとしても、なかなかこちらには伝わらないように思います。

 もしそこで、「どうして転職したいの?」と聞かれたら思わず悩みを打ち明けてしまうでしょう。

 つまり、大事なのは、言葉だけの質問に答えることではなく、その裏に隠された相手の悩みに寄り添うことなのです。コミュニケーションとは合理性だけで成り立つものではないですから、相手がどうして質問をしてきたのか、その背景を考えることが非常に重要です。

 ほんの些細なことですが、すぐに実践できることですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。