「誰からも信頼される人か」「口だけの人か」を見抜く1つの質問

 このような人に出会ったときは「具体的には?」と質問するようにしてみましょう。たとえば、資料作成の依頼をしていたとしましょう。次のような会話です。

「この資料の作成を来週のプレゼンまでにお願いしたいんですが」
「わかりました!」
「一度途中で確認したくて見せてほしいんですが」
「できたら見せますね!」
「具体的にはどれくらいのスケジュールになりますか?」

【口だけの人】
「……なるべく早くします!」

【信頼される人】
「水曜日目標です。ほかとの兼ね合いもあるので一度月曜日に進捗を共有します」

 このような形です。具体的なスケジュールを聞いて、口だけの人は答えることができません。対して、信頼される人は自分の仕事量との調整をして「月曜日に見せます」「〇〇の作業を終えてからになるので、火曜日でいいですか?」と細かい擦り合わせができるのです。

 もちろん、スケジュールを細かく聞きすぎたり、やり方を細かく詰めていくのは相手に大きなストレスを与えてしまうので、避けた方がいいですが、「具体的なアプローチ」は聞いた方がいいでしょう。

 口だけの人に巻き込まれてしまうと仕事も進まないうえに時間も無駄になってしまいます。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。