労働組織が米コーヒーチェーン大手スターバックスの取締役会に人員を送り込むことを目指しており、給与や労働条件を巡る労使対決で圧力を強めている。スターバックスの株式を少数所有するサービス従業員国際連合を含む労働組合の連合体、戦略的組織化センター(SOC)は、取締役会は同社の従業員待遇を監督していないとみなし、これに対処しようとしている。事情に詳しい複数の関係者によると、SOCは3人の取締役を推薦しており、2024年に最も注目される委任状争奪戦の一つになることは確実だ。委任状資料によれば、スターバックスの次回の年次総会で投票される取締役候補者の推薦は10月25日に受け付けが始まり、締め切り日は11月24日となっている。