今月は米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長に重要な変化が見られた。経済成長率の加速に伴う物価の上昇を必ずしも心配する必要はないと述べたのだ。その理由は、米経済の制限速度である「潜在成長率」が一時的に上昇したように見えることにある。これには供給制約の緩和や労働力人口の増加、そして恐らくは生産性(労働者1人当たりの生産量)の向上が寄与している。
米経済の軟着陸期待、陰の立役者は「供給」
高成長が続く中でも労働力人口の増加と生産性の向上がインフレ率を抑制
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