今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

問題を「課題」に変えられる人と「愚痴」に変えてしまう人の違いPhoto: Adobe Stock

愚痴と悩みはふせんに書いて捨てる

 昔の失敗を都合よく置き換えると、精神的にもラクになります。後悔は心にとって毒なので、デトックスされることは、心と体の健康にプラスです。

 ヒトの体には動脈と静脈があり、酸素を吸って二酸化炭素を吐き、口から食べて不要なモノを排泄します。

 思考も同じで、必要なモノを脳に取り込む一方で、不要なモノは排泄します。たとえばストレスホルモンが過度に分泌されると、認知症リスクや死亡率が高まります。そうならないように、ストレスのもとになる思考の毒を排泄するのです。

 排泄された思考の毒の1つが「愚痴」です。

 愚痴をぶちまけるのは、相手に向かって排泄物や毒を撒き散らすのと同じ。ぶちまけた本人はスッキリしますが、くらった相手はたまりません。

 だからといって愚痴を我慢しては、毒を溜め込むことになるので、よくありません。

 では、どうすればいいのか。答えは、ふせんに排泄する。つまり、ふせんに書くことです。このときのふせんは、心のトイレになります。書いたふせんはゴミ箱に捨てましょう。トイレで用を済ませた後、水で流すのと同じです。

 そのうえで、それをプラスに活かします。愚痴が出るということは、何か問題が起きた証拠。起きた問題をポジティブに考えれば、それは「課題」になります。早めに課題に気づけてラッキーですね。

 愚痴には必ず原因があります。今度はその原因をふせんに書きましょう。サラリーマンなら、愚痴の大半は「人間関係」や「やらされ仕事」から生まれた「悩み」に起因しているのではないでしょうか。

 そこで、数字や固有名詞を使って、「悩み」を具体的な「課題」に格上げすればいいのです。「課題」に格上げすれば、ふせんを使った思考ですべて解決します。

 潜在意識は自分と他人を区別できません。それゆえ、誰かを批判すると相手だけでなく自分にもストレスがかかり、ストレスホルモンが分泌されて健康を害します。

 逆も同じで、誰かを褒めれば相手の脳内でドーパミンが分泌されますが、褒めた自分の脳内でもドーパミンが分泌されます。

 そこで、日頃からマイナス面ではなくプラス面に着目しましょう。相手のいい点を探して相手を褒めるのです。SNSやブログでもいい点を発信する。Yahoo!や楽天、Amazonなどの商品レビューやショップ評価も、ひたすらいい点に着目します。

「情けは人のためならず」といいますが、褒めるも人のためならず。自分のためにもなるなのです。「隗(かい)より始めよ」の格言通り、身近な人のいいところ探しから始めてみてはいかがでしょうか。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋し、構成したものです)