アメリカンドリーム、つまりその人の生い立ちに関係なく努力すれば誰でも出世できるという考えは、多くの米国人にとって手の届かないものとなりつつあることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とシカゴ大学の全国世論調査センター(NORC)が共同で実施した最近の調査で明らかになった。同調査では、アメリカンドリームが今も真実であると回答した有権者はわずか36%だった。別の世論調査会社が成人を対象に行った同様の調査では、2012年に53%、16年に48%がそうだと答えていた。WSJが昨年行った調査では、「この国では一生懸命働く人が出世する可能性が高いか」との質問に、約68%がそうだと答えており、今回の調査の倍近い割合だった。
アメリカンドリーム、米国民の手の届かないところに=WSJ調査
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