【精神科医が教える】
仕事ができる人は「見えないところ」で何をしているのか？

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。

ひとつずつ、少しずつ

あけましておめでとうございます。精神科医Tomyです。今日は、少しずつやる習慣の大切さについてお話したいと思います。

世の中で成功している人って、だいたい少しずつ物事を進める習慣を身につけているものなんですよね。

気分がのったときにまとめてやる人よりも、毎日少しずつ進める人のほうが、実は成功確率が高いんです。とくに、やりたくないことや気がのらないことを進めるためには、コンスタントな“少量の努力”が効果的です。

少しずつ積み重ねることの効果

集中して一気にこなそうとするタイプの人は、気がのらないと、なかなか物事を進められない傾向があります。そのため、課題が大きくなればなるほど対処することが難しくなります。

毎日少しずつ進めることで、それが日課のようになり、無理なく継続できるようになります。

たとえば、長い原稿を書く場合、一晩でまとめて書くよりも、毎日少しずつ進めるほうが結局はラクで、成果も上がりやすいです。

あらゆることの成功の秘訣

100のことをひと晩でこなすのは大変ですが、100日かけて毎日1つずつやれば、作業量が無理なく均等になりますから、より簡単に達成できるでしょう。やはり、コツコツと少しずつ積み重ねるほうが、効果的で楽なのです。

ダイエットも少しずつの積み重ねが効果的です。無理なく習慣化された運動や食事制限は、短期的に無理を強いるようなダイエットより長続きしやすく、成果も実感しやすいです。

新しいことに取り組んだり、課題をこなしたりする際には、毎日少しずつ進める習慣がお得だということです。気合いを入れて一気にやるよりも、コンスタントな努力が成功への近道です。

ぜひ、少しずつの習慣を身につけてみてください。これがあらゆることの成功の秘訣かもしれません。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。