暗号資産(仮想通貨)交換業最大手バイナンスの第2幕が始まろうとしている。バイナンスと共同創業者のチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)は先週、米国のマネーロンダリング(資金洗浄)防止法に違反した罪を認めた。同社は40億ドル(約5900億円)を超える罰金の支払いと、公認の監視員による監督を受け入れることに同意した。禁錮刑を受ける可能性のあるジャオ氏はCEOを辞任した。創業6年のバイナンスのかじ取りはリチャード・テン氏に委ねられた。同氏はアブダビとシンガポールで規制当局に勤務した経歴を持ち、2021年にバイナンスに加わった。同社が健全な状態にあり、前へ進む態勢が整っていると説明しており、X(旧ツイッター)に「当社の事業のファンダメンタルズは極めて強固だ」と投稿し、黒字経営で負債もないと述べた。
バイナンスの再出発、米当局の監視下で
運営方法の大きな転換は避けられず
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