米アップルとパラマウント・グローバルは、それぞれの動画ストリーミングサービス「アップルTV+(プラス)」と「パラマウント+」を1つのパッケージにまとめ、個々に契約するより割安な料金で提供する方向で協議している。複数の関係者が明らかにした。協議はまだ初期段階にあり、どのようなパッケージになるかは不明だ。競争が激化する中、動画ストリーミング運営企業の間では事業の黒字化を目指して大幅に値上げする動きも出ているが、これが契約者の流出につながっている。調査会社アンテナのデータによると、1つのパッケージで複数のサービスを提供すると、解約の確率が下がる。同社のデータでは、アップルTV+とパラマウント+は、10月の解約率がいずれも7%超と、ストリーミング業界平均の5.7%を上回った。